パッドマン
インド映画には他者との『ボーダー』についての智恵と励ましがあります。本作では、お見合い婚した夫がその妻を愛する信念から、男性が生理用品を考えるというインド人にとってものすごいタブーな運命に辿り着きます。結果彼は、生理用品を通して選択肢のない女性の自立支援にまで目覚めることとなりました。
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ことわり
ジェンダーについて私は中立の意見を持ちます。いかなる立場も、問題も意見も間違いとは考えません。なぜなら全員が違いを持って生まれ、これが正解と決められる人間はいないはずだからです。この作品を入り口に、思い込みと病について考えました。
けがれ
劇中で使い古したさらしをサリーの下に隠して干すシーンがあり、不浄とされる月経中は台所にも入るべからずとされています。日本でも生理を忌み嫌う女性は多く、その個人差と異性が体験しない結果も社会生活に壁をこしらえる月経。その前後から大なり小なり苦痛が発生するが、循環に大きく関わる大切な現象です。嫌悪に至る要素はいくつかあります。
- 痛み、経血の色、におい、質感
- 元は身体の一部であったコアな部分=未知
痛みと血液が人を冷静ではなくしているのかもしれません。
適切に過ごしたなら
月経の不快感は避けられるものです。せめて生理前は腰まわりを温め、デリケートゾーンの環境、食べものを整えると、ほとんどの問題はクリアできます。まずは生理用品をしっかりと選び直すことが、インスタントに始められる改善策です。
デリケートゾーンの経皮吸収
皮膚から体内に入ってくる成分は侮れません。
腕の内側を1(吸収率)とした場合
- 性器はなんとその約42倍
- 同じ粘膜を持つ口が約10〜20倍
- 頭皮とワキは約3.5倍
口の約2〜4倍とは一体‥ナプキンならそれを食べる、もしくは鍋でナプキンを煮出すかアルコール抽出した化学物質を飲む!勢いでしょうか?!デリケートゾーン用の清掃剤はパッケージもおしゃれで優しげに微笑んでいますが、成分表をみる限り後で何をされるかわかりません;;
合成繊維でできたタンポンでトキシックショックに陥るケースは一つではないようです‥↓
大切をきずくもの
生理が究極のデトックスだと頭に植え込むことは妙案です。痛くても辛くても美のために進んですることってありますよね‥。それは大抵の生き物に思い当たる節がありませんか?血を見て地獄と考えずに、そのチャンスでどんな武器(生理用品)を使うか。周りの人は、歪んでみえるその時のレディを少し離れて見守れば己の鍛錬が叶います。捉え方とケアを変えれば楽しみすら見つかる月経を、次は喜べますように!